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家づくりコラム

Column

2024.01.16

SE構法とは?事例をもとに理想の家づくりのヒントを見つけよう

SE構法とは?事例をもとに理想の家づくりのヒントを見つけよう

戸建て住宅を建てるとき、一般的なのは木造在来工法。ところが木という天然素材は一本一本性質が違うため、同じ太さであっても硬さや強さにバラつきはでてきます。もっと信頼できる家を建てたい、そんな方におすすめなのが工学的に安全性が確認できる「SE構法」です。

SEとは「Sefety(安全) Engineering(工学)」を略したもの。一定の基準をクリアした構造用集成材と、柱や梁をがっちり繋ぐ特殊な金物を使って、強度の安定した建物をつくります。一般的に2階建て以下の木造では簡易的な計算しかしませんが、SE構法では基礎から建物まで構造計算をして、科学的に安全性を証明できるのもポイントです。

SE構法の大きなメリットは、大開口・大空間の間取りが実現できること。これまで木造で高い耐震性を叶えようとすると、どうしても開口部が小さくなっていましたが、SE構法なら大開口と耐震性を両立しやすくなります。吹抜けやスキップフロア、ビルトインガレージなど、従来工法では強度を落としてしまう要素も取り入れやすく、狭小地でも大開口窓による開放感が叶います。

また必要な耐力壁さえ残せば、大幅な間取り変更も可能です。家族構成が変わり、将来的にリフォームをしたい場合も制約が少ないのもメリットです。

ここからはプロネットの施工事例の中から、SE構法で建築した事例を2つご紹介します。メリットに魅力を感じた人はぜひ参考にしてください。

建築事例.1 SE構法で開放感と耐震等級3を実現

建築事例.1 SE構法で開放感と耐震等級3を実現

1つ目は横浜市港北区の2階建ての注文住宅です。リビング全体に設けた大きな吹き抜けは、お施主様の念願でした。SE構法の採用で大空間を叶えながら、耐震等級3を実現。開放感と安心を両立できるお家になりました。

開放感を邪魔しないよう念入りに梁の位置を調整。梁は床や天井の木目の色より濃いオールドウッド調を選択し、重厚感と高級感を演出します。さらにスポットライトとシーリングファンに設置したライトにより、夜はドラマティックな空間を作り上げます。

吹抜けと相性抜群の高窓を設置し、自然光をたっぷり取り込みました。曇りがちでも照明がいらないほど明るいリビングです。まぶしいときや夜に光を漏らしたくないときなどは、電動でロールスクリーンを下ろせます。

建築事例.2 SE構法で叶える狭小地の明るい住宅

建築事例.2 SE構法で叶える狭小地の明るい住宅

続いては東京都世田谷区の3階建ての注文住宅。狭小地に建築するにあたり、懸念されるのが日当たりと部屋の狭さです。そこでSE構法を採用し、不要な壁や柱を減らすことに成功。

狭小地でもLDKを広々と見せるために、間仕切り壁を設置せずひと続きにする方法を取りました。SE構法だからできる大開口により、リビングからバルコニーまでひとつの空間として使えます。

隣家に面した壁にはハイサイドライトとして横スリット窓を設置。視線を気にせず採光を確保しました。昼間は電気がなくても明るい、気持ちのいいリビングに。

3階の主寝室に開放感と収納力を持たせるために吹き抜けとロフトを採用しました。吹き抜け上部に設けたハイサイドライトからやさしく自然光が差し込みます。昼も夜もくつろげる、お施主様お気に入りの寝室です。