2023.09.07
家事ラクと子育てのしやすさが叶う!対面キッチンの建築事例を紹介
キッチンは、大きく壁付けキッチンと対面キッチンの2種類に分けられます。
・壁付けキッチン:キッチンが壁に沿って配置され、壁に向かって調理するキッチン。
・対面キッチン:リビングやダイニングと対面する形に配置されたキッチン。
壁付けキッチンのメリットは、リビング・ダイニングスペースを広く取れること。壁に向かっているので、集中して作業できる点も魅力の一つです。
一方対面キッチンは、リビングやダイニングを向いて調理を行います。目の前がひらけた対面キッチンは開放感があり、空間がおしゃれになると近年特に人気です。
対面キッチンの最大のメリットは、家族とコミュニケーションを取りながら調理できること。目線をあげるだけでリビングの様子を確認できるので、家族との会話も弾みやすいでしょう。
もう一つのメリットは、配膳や片付けが楽に行えること。キッチンのカウンター部分に盛り付けた料理を出せば、ダイニング側から配膳できます。同様に、食べ終わったお皿を片付ける作業もスムーズです。独立したキッチンに比べて、家族が進んで手伝いやすいでしょう。
「テレビを見ながらお皿を洗う」「子供を見守りながら調理する」などの“ながら作業”ができる、効率の良さも魅力の一つ。リビングの様子を見ながら作業できるので、目を離せないような小さな子供や高齢者、ペットがいるご家庭も安心です。
魅力いっぱいの対面キッチンですが、「臭いがリビングに伝わりやすい」「水はねや油はねで床が汚れやすい」といったデメリットもあります。このようなデメリットを解消するためには、コンロ前を壁にしたり手元に立ち上がりをつける方法が効果的です。
手元に立ち上がりをつけることで、「調理中の手元が丸見えになる」というデメリットも解消できます。ごちゃつきも隠せるので、リビングから見た時もすっきりとしたキッチンを叶えられるでしょう。
対面キッチンは、家事ラクと子育てのしやすさが叶えられるキッチン。ここからは、プロネットが手がけた施工事例の中から、対面キッチンのある事例を2つご紹介しましょう。
建築事例.1 リビングにいる子どもの様子を見守れる対面キッチン
まずご紹介するのは、横浜市緑区の注文住宅。対面キッチンからはリビング・ダイニングを見渡せ、子どもの様子を見守りながら料理できます。
コンロ前にスタディースペースを配置していますが、間に壁を設置したことで油が跳ねる心配もありません。壁があることでキッチン内の換気効率もよくなり、リビングに臭いが伝わるのも軽減できます。
こちらは、キッチンに立った時の眺め。目線を上げるだけでテレビが見られるような間取りにしました。壁付けキッチンでは家族がテレビで盛り上がっている時に疎外感を感じることもありますが、対面キッチンならキッチンにいながら一緒にテレビを楽しむことも可能。
ニュースやお気に入りの番組を見ながら家事ができるので、家事効率をアップさせたい方にもおすすめです。
建築事例.2 手元に立ち上がりを付けたすっきり見えの対面キッチン
続いてご紹介するのは、世田谷区の注文住宅。対面キッチンの前にダイニングを配置し、配膳や片付けがスムーズに行えるようにしました。手元を隠す立ち上がりをつけたことで、ダイニングから見た時のすっきり感を実現。生活感の出にくい、常に美しいキッチンに仕上がりました。
LDKにいる家族の様子を見守りながら調理できる間取り。キッチンは1日の中でも滞在時間が長いので、キッチンからLDK全体を眺められると小さな子供がいる家庭も安心です。
こちらの事例のようにベビーゲートを取り付けると、子供がキッチンに入る心配もなく、怪我も防げます。