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2023.06.12

掃除用具は専用スペースにすっきり収納!設計ポイント&施工実例を紹介

掃除用具は専用スペースにすっきり収納!設計ポイント&施工実例を紹介

家をきれいに保つのに欠かせない掃除用具。掃除のハードルを下げるために気軽に手にとれる場所に置いておきたいけれど、掃除用具が丸出しだと生活感がでやすいので、どこに収納するかは悩みどころです。お掃除ロボットや掃除機などはサイズも大きく、広めの収納スペースが必要になります。

そこで注文住宅を建てる方におすすめなのが、掃除用具専用の収納スペースをつくること。わざわざ掃除用具のためだけにスペースを空けるのはもったいないと思われる方は、パントリーと掃除用具収納を兼用する方法もあります。

掃除用具収納は、さっと取り出しやすい位置につくるのがポイント。メインの居住空間から離れた位置につくると、汚れが気になるたびにわざわざ取りに行かなければならず面倒に感じることがあります。髪の毛や子どもの食べこぼしなどがすぐに掃除しやすい位置を考えると、やはり一日の中で一番長い時間を過ごすリビングの近くがよいでしょう。

また注文住宅を建てるのを機に、お掃除ロボットのような便利な掃除家電を活用したいという方も多いでしょう。お掃除ロボット専用のコンセントがある収納場所をつくっておくと、掃除が終わったお掃除ロボットが自動で戻ってくるので便利です。クローゼット下や階段下などを活用すると、本体やコードも目立ちにくくなります。

ではここからはプロネットが手掛けた掃除用具収納の事例をご紹介します。収納のポイントやお施主様のこだわりも解説するので、ぜひ参考にしてください。

建築事例.1 パントリーにお掃除ロボットの基地を設置

建築事例.1 パントリーにお掃除ロボットの基地を設置

まずご紹介するのは、東京都世田谷区の建築事例です。キッチンに隣接した大型パントリーに、お掃除ロボットの基地を配置しました。充電もできるように、パントリー内にはコンセントも設置しています。

パントリー内には棚板をL字型に取り付けて、スペースを有効活用。食料品だけでなく、日用品や取扱説明書など、生活に必要なものがまとめて収納できます。蓋のないカゴを使って分類することで、どこに何があるか分かりやすく出し入れしやすい収納になりました。

掃除用具をしまったパントリーは、キッチンのすぐ横。パントリーの入り口はオープンなので、対面キッチンのベビーゲートさえ開いておけば、お掃除ロボットは自動で基地まで戻ることができます。

建築事例.2 壁一面の収納に掃除機&充電もすっきり

建築事例.2 壁一面の収納に掃除機&充電もすっきり

次にご紹介するのは、東京都世田谷区に建てられた3階建て狭小住宅の施工事例です。1階に玄関、2階にLDK、3階に主寝室と屋根裏ロフトを配置しました。

お施主様のこだわりは、すっきりと片付いた居住空間をつくること。キッチン背面に造作収納をつくったり、壁掛けテレビの配線を壁内に収納したりしてすっきりとしたLDKに仕上げました。

生活感のでやすい掃除用具は、1階の廊下に収納。収納内で充電できるように、コードレス掃除機充電用のコンセントも取り付けました。

廊下の壁一面の収納は、引き戸を閉めるとすっきり。左半分には掃除機のような背の高い物を、右半分には棚板があるので細々したものを収納できます。奥行きが浅いので、取り出しやすく管理しやすいのもメリットです。