2023.05.30
家事がはかどるランドリールームのポイント&施工事例
仕事や家事、育児と忙しい毎日のなかで、なるべく家事はサクッと終わらせたいもの。共働き世帯も増える中で、人気が高まっているのがランドリールームのある注文住宅です。
ランドリールームとは、洗濯にまつわる作業「洗う・干す・畳む・アイロンがけ・収納」などをまとめてできる部屋のこと。家の中をあちこち移動しなくても洗濯が終わるので、家事の時短に繋がります。ランドリールーム単独でつくるほかに、洗面所や脱衣所などと兼用する方法もあります。
まず、ランドリールームに設けたいのが室内干し。濡れた洗濯物をわざわざ遠くまで運ぶ必要がなく、洗濯機から出してすぐに干すことができます。
また、外干しすることで衣類にホコリや花粉がつくのが気になる方や、日中家を空けることが多く急に雨が降ったら困るという方にも、室内干しは向いているでしょう。換気扇などで湿度をコントロールすれば、生乾きの臭いや湿気も気になりません。
乾いた洗濯物は、ランドリールーム内のカウンターなどで畳んで収納できるとさらに効率アップ。お風呂上がりに使うタオルやパジャマを収納する棚を造作したり、家族の衣類をまとめてしまえるファミリークローゼットを隣接させたりするのもおすすめです。
ランドリールームの場所を決めるときは、家事動線を意識しましょう。例えば、キッチンと横並びでランドリールームをつくると、料理や片付け、洗濯などの家事を同時進行しやすくなります。外干しをする方は、ベランダやバルコニーとあまり遠くない場所にランドリールームがあるとよいでしょう。
では実際にランドリールームの設備や間取りをイメージしていただけるように、ここからはプロネットでお客様が建てられた施工事例をご紹介します。
建築事例.1 アイロンがけもできるランドリールーム
まずご紹介するのは、横浜市中区の注文住宅。カフェ風の可愛らしいおうちに、広々としたランドリールームをつくりました。爽やかなホワイトのインテリアでまとめて、小窓からは明るい光が差し込んでくる気持ちいいランドリールームです。
洗濯機の上には箱型のオープン棚を造作して、スペースを無駄なく活用。見せる収納なので、洗剤はお気に入りのボトルに詰め替えたり、洗濯バサミのような細々とした物はカゴに分類したりするのもおすすめです。
洗濯機の横には、アイロンがけに便利な造作カウンターを設置しました。カウンター下にはスペースを設け、洗濯カゴを置ける空間に。洗濯が終わったYシャツやハンカチなどをカゴに入れておいて、週1回などある程度まとめてアイロンをかけるのもいいかもしれません。
建築事例.2 キッチンと繋がるランドリールーム
次にご紹介するのは、横浜市戸塚区の注文住宅。玄関からLDK、水回りと回遊動線をつくり、家事がテキパキと終わるような家を建てました。
L字型キッチンの背面にある引き戸を開くと、脱衣所兼ランドリールームへと繋がります。洗濯機を回しながら料理をしたり、キッチンで片付けをしながらお子様の入浴を見守ったりと、家事の同時進行がしやすい配置です。
ランドリールームには洗面台と洗濯機を並べて、洗濯機の上には可動式の棚を設置。その後ろにはタオルやパジャマなどをしまえる、ランドリー収納をつくりました。天井には、昇降式の室内干しバーも設置。必要なときだけバーを降ろして使い、普段はコンパクトに収納できるのが魅力です。