2023.03.20
おしゃれなアイランドキッチンの事例が見たい!間取りや収納のポイントも解説
キッチンは1日に何度も立つ場所。時にはお客様をお招きすることもあるので、注文住宅を建てるなら実用性とデザイン性のどちらも兼ね備えたキッチンにしたいところです。
キッチンは大きく「壁付けキッチン」と「対面キッチン」に分けられます。どちらにも良さがありますが、最近はダイニングやリビングの様子を見渡せる「対面キッチン」が人気です。後ろを振り返らなくても、子どもの様子を確認したり家族とのおしゃべりを楽しんだりすることができます。
対面キッチンにも「ペニンシュラキッチン」や「L型キッチン」などさまざまな種類があります。そのなかでもデザイン性が高く、憧れる方も多いのが「アイランドキッチン」です。
アイランドキッチンは島のように壁から離れたレイアウト。両サイドに通路があって、周りをぐるりと歩くことができます。4方向から作業できるので、大人数での調理にもぴったり。ダイニング側からも配膳や片付けができ、家事の時短にも繋がります。すっきりとした見た目も魅力的です。
一方、アイランドキッチンのデメリットとして、リビング側からキッチンの中が丸見えになりやすい点があげられます。キッチンが散らかっていると、LDK全体が散らかって見えやすいのです。そのためアイランドキッチンを採用する場合は、収納スペースをよく考えることが大切です。
大容量の背面収納やパントリーなど、生活感のでやすい物をたっぷりと収納するスペースがあると、アイランドキッチンをキレイに保てます。オープンな間取りを活かして、おしゃれな「見せる収納」を取り入れるのもよいでしょう。
また、アイランドキッチンは壁に面していないため、水はねや油はねにも注意が必要です。床が汚れるのが気になる場合は、オプションでコンロやシンクの前にガラスパネルをつけたり、揚げ物や炒め物をするときに市販の油はねガードを使ったりする方法があります。
アイランドキッチンを採用するときは、リビング・ダイニングとの位置関係や収納の作り方などさまざまなポイントがあります。ここからはプロネットの施工事例の中から、おしゃれなアイランドキッチンのお宅をご紹介しますので、ぜひ家づくりの参考にしてください。
建築事例.1 見せる収納で気分も上がるアイランドキッチン
まずご紹介するのは、神奈川県横浜市の建築事例です。一級建築士の奥様が、ご自身で間取りを考えられました。
こだわりの一つが、回遊できるアイランドキッチン。キッチンの対面にダイニングテーブルを配置した間取りで、調理しながら家族とコミュニケーションをとることができます。
システムキッチン本体と下がり天井、レンジフードをグレーで統一することで重厚感を演出。インテリアのテーマである、インダストリアル・ヴィンテージに仕上げました。
キッチン背面にはカウンター収納を設け、お皿や調理家電をすっきりと収納。その上にある飾り棚は、古材やアイアン塗装の塩ビ菅を使って奥様がDIYされたものです。
ワークトップの上にも吊り戸棚を造作して収納量アップ。オープンな吊り戸棚は圧迫感が少なく、アイランドキッチンの開放感をしっかりと活かすことができます。
建築事例.2 お気に入りを詰め込んだカフェ風アイランドキッチン
次にご紹介するのは、横浜市中区の施工事例です。アイランドキッチンは白と淡いグリーンでまとめたナチュラルテイスト。まるでおしゃれなカフェのようなかわいい空間に仕上がりました。
アイランドキッチンは、シンク側とコンロ側の2つに分かれたセパレートタイプを採用。コンロを壁付けにすることで、調理中のリビング側への油はねを抑えることができます。
ダイニング側からワークトップの散らかり感が見えにくくなるように、シンク側には少し立ち上がりをつけています。前面への水はねを防ぎたい方や、手元を隠したい方におすすめです。
キッチンのすぐ横には、日用品や食材を大量にストックできるパントリーを配置。パントリー内はリビングやダイニングから見えにくいので、LDK全体の生活感が出にくくなります。入口をかわいらしいアールの垂れ壁にすることで、インテリアのアクセントにもなっています。