2023.03.01
おしゃれな外観の注文住宅を建てるポイント&テイスト別実例集
せっかく家を建てるなら、外観もおしゃれにしたいもの。注文住宅ならご家族の好みに合わせて、さまざまな外観のテイストが叶えられます。
好みの外観をつくるときに特に大切なのが、住宅の形状・屋根や外壁の素材選び・色の組み合わせ方の3つです。人気のテイストのなかから「シンプルモダン・ナチュラル・アメリカン・南欧風」の外観に近づけるポイントをご紹介します。
・シンプルモダン
最近、人気が高まっているシンプルモダンな外観。箱のようなミニマルな形状で、色は黒・白・グレーなどのモノトーンを中心にまとめます。装飾物や凹凸が少ないため、建築コストを抑えやすいのもシンプルモダンな外観の魅力。トレンド感はありながら、長く住んでいても飽きがきにくいでしょう。
・ナチュラル
カフェのような雰囲気を感じさせる、ナチュラルテイストの住宅外観。外壁を漆喰塗りにしたり、軒天や玄関ドアにウッド調のアクセントを入れたりと、自然素材を取り入れるのがポイントです。ブラウンやベージュなどの優しいカラーがよく使われるため、どんな街並みにも馴染みやすいでしょう。シンボルツリーや芝生でグリーンをプラスするのもおすすめです。
・アメリカン
アメリカンハウスでよく使われる外壁がラップサイディング。細長い板状の外壁材を、横向きにして重ね張りする手法です。玄関前にカバードポーチと呼ばれる屋根付きのデッキを作ったり、存在感のある太い格子の窓を取り入れたりすると、よりアメリカンな雰囲気に。シックな配色だけでなく、ブルーやイエローなどのカラフルな色を選ぶこともあります。
・南欧風
フランス南部やスペインなど、地中海の温暖な気候をイメージした南欧風の外観。太陽の光に映える白い漆喰壁や、鮮やかなオレンジのスペイン瓦の屋根、レンガや石造りのアプローチなど温かみのある素材がよく使われます。アールの玄関ポーチのような曲線を取り入れるのもよいでしょう。
ではここからは、当社プロネットのお客様が建てられた、おしゃれな外観の建築事例をご紹介します。写真とともに形状や素材選びのポイントも解説するので、ぜひ家づくりの参考にしてください。
建築事例.1 ルーバーや窓のデザインがモダンな外観
最初にご紹介するのは、東京都渋谷区東にある木造3階建ての注文住宅です。フラットな陸屋根は、モダンな外観と好相性。屋上スペースを利用できるので、広い庭のとれない狭小地にもおすすめです。
外壁のカラーは周囲の街並みに馴染みやすい、ブラウンやグレーを中心に使用。こういった中間色は、外壁の汚れ(砂埃や苔、雨垂れなど)もあまり目立ちません。
建物の形状は直線的で比較的シンプル。このように窓のラインをきちんと揃えると、野暮ったい印象になりません。窓枠は黒のすっきりしたタイプで引き締めて、モダンな印象にまとめています。
そしてシンプルな外観が平凡に見えないよう、外壁に濃いブラウンのルーバーを施工したのもポイント。ルーバーは室内側から見ると、光を通しつつほどよく視界を遮ってくれるので、大きな窓の視界や採光コントロールに使うのもよいでしょう。
建築事例.2 三角屋根が可愛いナチュラルな外観
次にご紹介するのは、東京都狛江市の木造2階建ての注文住宅。先ほどの事例とは打って変わって、三角形の切妻屋根で可愛らしくナチュラルな外観に仕上げました。切妻屋根は構造がシンプルなので低コストに抑えられ、雨水がたまらず流れやすいのもメリットです。
外壁はホワイトをベースとして、下部にレンガ調のサイディングボードを組み合わせました。差し色として加えた優しいグリーンは、派手すぎないのにおしゃれなアクセントになる絶妙なカラーです。玄関ポーチの上にあるグリーンの屋根は六角形のデザインで、塔のある洋館のような華やかさがあります。