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家づくりコラム

Column

2021.12.15

収納上手になれる注文住宅だからできるアイデア収納術

収納上手になれる注文住宅だからできるアイデア収納術

注文住宅のメリットのひとつは、思いのまま自由設計で一戸建てを建てられること。将来のライフプランを想像して間取りを決めていくことは、考えることもたくさんあり大変な作業です。特に季節の移り変わりやお子様の成長に合わせて増えていく衣類や荷物をどうやってすっきり収納できるかは、便利さと見た目のおしゃれさも左右する大切な検討ポイントです。

ひとことで収納といっても、ただ片づけるためだけの場所ではなく、家事動線がスムーズにできるところに収納スペースがあるか、お子様の性格上使いにくい設計になっていないか、冬用の布団や衣類を収納できる容量になっているかなどによって利便性や快適さは変わってきます。現在の生活だけでなく、お子様の成長に合わせた将来の生活シーンもイメージして収納スペースの設計を考えるとよいでしょう。

家事動線や生活動線を考える時、無駄な動きが少なくなる場所に収納スペースを配置することがポイントです。洗濯をする場所に近くに干すスペースがあるか、クローゼットの近くに衣類を畳むスペースがあるかなど、洗濯ひとつをとってもたくさんのアイデアが考えられます。また、キッチンまわりの収納では頻繁に使うものは取り出すい位置に収納することや、リビングから見た時におしゃれに見える収納か、隠すことができる収納かなど収納方法の見た目もポイントになってきます。

収納品は日常的に使う頻度の高いもののほかに、衣類や布団、タイヤなどの季節によって使う使わないが変わるものや、アウトドアで使うコンロやテントのように泥汚れなどが気になるものなど、用途や頻度によって大きさや収納スペースを配置する場所も変わってきます。例えばスタッドレスタイヤやアウトドア用品のように、収納するものが比較的大きく、家の外で利用するようなものはガレージや庭など、車への運搬に近く、水洗いしても困らないような場所に収納スペースを設けることが多いです。

その他にも最近人気のウォークインクローゼットやシューズインクローゼットなど人が中に入って作業できるような収納空間や、階段の横や屋根裏のようなデッドスペースを活用した収納アイデア、狭小住宅でもスキップフロアで段差を設けることで生まれるスペースなど、注文住宅だから実現できる収納アイデアはたくさんあります。プロネットのこれまでの設計・建築実例を参考に、皆さまにあった収納術を考えてみてください。

建築事例.1 生活動線がスムーズになる収納アイデア

建築事例.1 生活動線がスムーズになる収納アイデア

自然の光をたくさん降り注ぐ天井の高い吹き抜けリビングが特徴の渋谷区のお家です。対面キッチンの背面上部に造作収納と、電子レンジやオーブンを置いたり、ちょっとした作業をしたり自由に使えるカップボードを設置し、リビングから見てもすっきりとおしゃれに収納できるスペースにしています。

キッチンの横にあるパントリーには、そのまま入ることができるので、取り出す時もしまう時にも便利です。お米やお酒や飲み物などかさばるものをどさっと置いておくことができる利便性も見逃せません。パントリー内の収納棚は細かく設けているので、収納品を把握しやすいことも便利なポイントです。

階段のデッドスペースにアクセントクロスを敷くことでおしゃれに埋める収納棚や、照明と専用の水栓を備える屋上スペース、寝室から繋がるウォークインクローゼットなど、3階建ての家の中にたくさんの収納アイデアが溢れています。

建築事例.2 収納スペースもおしゃれに彩る

建築事例.2 収納スペースもおしゃれに彩る

インダストリアル・ヴィンテージに統一されたデザインの横浜市に建つ注文住宅。ご趣味のバイクを手入れできるガレージや、小さなお子様でも手の届きやすい場所に靴を置ける靴棚にいたるまで、おしゃれな空間を損ねることなく、使い勝手にもこだわった収納アイデアがたくさん。

家の中を見ても、テレビの背面に間接照明を置くことで、TVボードも空間の演出に一役買っていたり、洗濯機などの水回りもさっと手の届く位置に収納棚を造作で取り付けたり、畳ものなどちょっとした作業ができるスペースを設けたりと、収納だけではなく暮らしが便利になるアイデアも参考になります。