2025.04.19
おしゃれな洗面ボウルで暮らしを楽しく!造作洗面台のつくり方と建築実例

注文住宅の醍醐味は、あなただけのオリジナル空間をつくれること。その中でも毎日必ず使う洗面台を造作にすると、洗面ボウルからカウンターまで自由に選べる楽しさがあります。特に洗面ボウルは、形や素材、設置方法によって空間の印象が大きく変わるアイテム。選ぶ洗面ボウル次第で、朝の身支度が楽しみになる造作洗面台が実現します。
・洗面ボウルの形状
洗面ボウルの形状には、丸型、スクエア型、オーバル型などさまざまなタイプがあります。丸型は柔らかな印象を与え、ナチュラルテイストや北欧スタイルにぴったり。素焼きの丸型洗面ボウルにすると、和モダンな空間にもしっくりと馴染む洗面コーナーとなります。一方、スクエア型は直線的でスタイリッシュな雰囲気に。楕円のオーバル型は曲線が美しく、優雅で上品な印象をつくれます。
・洗面ボウルの設置方法
造作洗面台で使われる洗面ボウルは、主に2種類です。
1.置き型(ベッセル式):カウンターの上に乗せるタイプ
置き型の洗面ボウルは、洗面ボウルの形状や素材が引き立つデザイン製の高さが魅力です。来客が使うトイレの洗面コーナーや玄関の手洗いスペースなどに採用すると、住まいのアクセントになります。ただし、洗面ボウルとカウンターの接合部に水や汚れが溜まりやすい点には注意が必要です。
2.埋め込み型:カウンターに埋め込むタイプ
カウンターに洗面ボウルを埋め込むと、見た目がすっきり。カウンターと一体感を出せるため、シンプルで洗練されたイメージの造作洗面台をつくりたい時にぴったりです。
メリットとしては、ボウルとカウンターの間がフラットなので汚れが溜まりにくく、ボウルが低いため水はねが少ない点などが挙げられます。
洗面ボウルの形状と設置方法に加えて、サイズ選びや色使い、カウンターとの調和など、おしゃれな造作洗面台を実現するポイントは数多くあります。ここからはプロネットが手がけた個性あふれる造作洗面台の実例をご紹介しながら、洗面ボウルの選び方や造作洗面台づくりのヒントを詳しく解説していきましょう。
建築事例.1 個性的な形の洗面ボウルが空間を彩る住まい

カウンターの上に置き型洗面ボウルを採用した造作洗面台の実例です。ポイントは、柔らかなカーブを描く、個性的な洗面ボウルのデザイン。シンプルなウォルナットカラーのカウンターに白い洗面ボウルを組み合わせることで、特徴的な洗面ボウルの存在が引き立ちます。
水栓は壁付けにすることで、シンプルでスタイリッシュな印象に。水栓の根本に水が溜まりにくいので、お手入れのしやすさも魅力です。
また、こちらのお客様邸では造作洗面以外の手洗いスペースでも、個性豊かな洗面ボウルを採用しました。

例えば、トイレの手洗いコーナーはレトロな雰囲気に。タイルカウンターにアンティーク調の洗面ボウルと真鍮カラーの水栓を組み合わせました。
建築事例.2 埋め込み型洗面ボウルと広々カウンターの造作洗面

次にご紹介するのは、幅広の造作洗面カウンターを採用された建築実例です。カウンターに埋め込むスタイルの洗面ボウルを採用しています。比較的大きな洗面ボウルですが、見た目がすっきりと仕上がりました。
カウンターの幅も広くデザインすることで、家族2人が並んで洗面コーナーを使えるように。朝、歯を磨いたりメイクをしたりと、家族が身支度する時間が重なっても快適に使えます。鏡の下の壁にはタイルを使い、ナチュラルでやさしい雰囲気の造作洗面コーナーになりました。
注文住宅の家づくりでは、造作洗面コーナーも洗面ボウルやカウンターのサイズ、水栓まで一つ一つ自由に選べます。ぜひ今回ご紹介した建築実例も参考にしながら、おしゃれな洗面コーナーのあるマイホームづくりに活かしてみてください。