2025.01.25
玄関収納ですっきり片付け!廊下スペースの活用方法も

玄関は家の印象を決める特別な空間です。家に入ってすぐ目にする空間だからこそ、すっきり整理整頓して家族やお客様を迎えたいところ。しかし、玄関周辺は靴やカバン、アウトドア用品など荷物が増えやすい空間でもあります。
そこでおすすめしたいのが、すっきり整理整頓ができる玄関収納を設けること。玄関収納にもさまざまな種類があるので、間取りや荷物の量に合うものを設置しましょう。
例えば荷物が多い場合は、人が入れるシューズクロークを設けてみてはいかがでしょうか。靴を履いたまま利用できる玄関収納なので、外出時の身支度や帰宅時の片付けがスムーズになります。
収納スペース+通路(70〜80cm)を設ける必要があり、それなりの面積を必要としますが、ゴルフカバンやベビーカーなどの大きな物も収納しやすくなるのがメリットです。扉やロールスクリーンを設置すれば中身も見えなくなるので、急な訪問にも対応しやすくなります。
床面積に限りがある場合は、人が入れないシューズボックスの設置がおすすめです。シューズボックスにも、コンパクトなカウンタータイプから背の高いハイタイプまで種類はさまざま。収納量に合わせて、使い勝手のよいものを見つけましょう。
また靴を脱いで上がったところに壁面収納を設置する方法もあります。これならシューズボックスに入りきらない荷物は壁面収納に収納できるので、荷物が多くても安心です。
玄関収納があれば、靴やカバンなどをすっきり整理整頓できます。家族みんなが使いやすい収納タイプを見つけて、いつでもきれいな玄関を目指しましょう。ここからはプロネットが手がけた玄関収納の建築事例を見ながら、間取りのポイントや収納アイデアなどを解説します。
建築事例1. 廊下を有効活用した壁面収納

こちらは玄関ドア横にカウンタータイプのシューズボックスを設置し、その奥の廊下に壁面収納を設けた事例です。廊下をただの通路として活用するのではなく、収納スペースとしても機能するように壁面収納をご提案しました。
天井近くまで高さがあるので、シューズボックスに入りきらないカバンや帽子なども玄関近くにたっぷりと収納できます。壁面収納内には棚が設置されており、「この段にはタオルを置く」「この段は子ども専用のスペースにする」など、自由に使えるでしょう。棚のない下段には、スーツケースやアウトドア用品など大きめの物も入れることもできます。
さらに壁面収納内にはコンセントを設置してあるので、掃除機の充電スポットとしても活躍します。玄関や廊下は室外から砂埃が入ってきやすい空間ですが、近くに掃除機があればサッと掃除でき、いつでもきれいな状態をキープしやすくなります。
引き戸を閉めれば壁のようにすっきりとした見た目に。生活空間に溶け込む大容量の壁面収納は、廊下を有効活用したい方や玄関空間に十分な収納スペースをつくるのが難しい方におすすめの収納です。
建築事例2. L字型に出入りできるシューズクローク

次にご紹介するのは、L字型に出入りできるシューズクロークです。靴を履いたまま利用できるというメリットがあります。外用のアイテムを室内に持ち込みたくないという方にぴったりです。
帰宅後はそのままシューズクロークに入り、靴を脱いで収納したら廊下側のドアから室内へ。扉を閉めれば生活感を隠せるので、突然お客様が訪れても安心です。
扉を開けた際、動線の邪魔にならないようにスリムな折れ戸を取り入れました。見た目もすっきり仕上がり、インテリアを邪魔しない点も魅力です。