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家づくりコラム

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2023.04.08

リビングに馴染む和室をつくるには?小上がり畳コーナーの事例も紹介

リビングに馴染む和室をつくるには?小上がり畳コーナーの事例も紹介

家を建てるなら、ごろんと寝転んで過ごせるような畳の部屋がほしいという方は多くいます。個室としてつくる和室だけでなく、リビングの一角に小上がりなどの畳スペースをつくる間取りも人気です。

リビングと繋げて使うことで広々とした空間ができ、家事をしながら目が届きやすいのでお子様が遊んだりお昼寝したりする場所にもぴったりです。

しかし、いざ和室をつくるとなると「他の部屋と馴染むか不安」という声も。そんな方におすすめなのが、モダンな要素を組み合わせた和室です。現代のライフスタイルにも馴染む和室や畳コーナーをつくるには、いくつかのポイントがあります。

・畳
まず大切なのは畳選びです。畳縁のある長方形の畳なら、昔ながらの落ち着く和室に。正方形の縁なし畳だと、シンプルでモダンな印象が強くなります。イグサの薄い緑色の畳もありますが、インテリアによってはベージュやグレーなどの畳を選択肢に入れてみてもよいでしょう。樹脂畳や和紙畳は水気に強いので、汚れた時は水拭きもできます。

・壁、天井
そして和室でも面積が大きい、壁や天井のクロス。ベージュやホワイトなどの淡い色合いだと、周囲と調和しやすくなります。壁一面にアクセントクロスを貼って、インテリアのポイントにするのもおすすめです。ネイビーやグレー、カーキ、ブラウンなどの落ち着いたカラーは、和室にもリビングにも馴染みやすいでしょう。また、日本で古くから使われてきた漆喰や珪藻土などの塗り壁も、和室と相性抜群です。

・建具
和室の建具といえば、障子やふすま。スタイリッシュな格子の建具や、リビング側だけ洋室に合わせたデザインになっているふすまもあります。建具選びにもこだわると、和室のおしゃれな雰囲気がぐんと高まります。

この他にも照明や収納、床の間はどうするのかなど、和室をつくる際に考えておきたいポイントはさまざま。ここからはプロネットが手がけた和室や小上がり畳コーナーの事例をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

建築事例.1 キッチンと対面の小上がり畳コーナー

建築事例.1 キッチンと対面の小上がり畳コーナー

まずご紹介するのは、LDKの一角に小上がりの畳コーナーをつくった事例です。

小上がりとは一段高くしてつくった空間のこと。段差部分に腰掛けたり、下部を収納として使ったりできます。収納部分はホワイトでまとめて、グレー基調のモダンなLDKにしっくりと馴染む畳スペースになりました。

そして特徴的なのが、キッチンの正面に畳コーナーを配置したこと。畳にいる子どもたちの様子を見守ったり、ときには楽しく会話をしたりしながら、キッチンで料理や片付けができます。

畳は正方形の縁無しタイプをチョイス。一色の畳ですが、畳目を交互に敷くことで、きれいな市松模様に見えるようにしています。

畳に座っていても手の届きやすい位置に、コンセントも設けました。スマホの充電や、アイロンがけなどにも役立ちそうです。

建築事例.2 リビングと繋がる個室タイプの和室

建築事例.2 リビングと繋がる個室タイプの和室

こちらはリビングの奥に、個室タイプの和室を設けた事例です。引き戸を開けばリビングと繋げて広々と、閉めれば個室として使えます。ご両親が泊まりに来たときのゲストルームとしても役立ちそうです。

二面に窓があって、パッと明るい和室。インテリアは、ホワイト基調でシンプルにまとめました。昔ながらの長方形の畳で、ホッとできる和室に。イグサに馴染む淡い色の畳縁は、和室をより優しい印象に見せてくれます。