2022.11.18
パントリーは必要?メリット・デメリットや間取りのポイントを解説
キッチンにはたくさんの物があって、家の中でも特に雑然としやすい場所のひとつです。大容量の収納スペース「パントリー」があると、調理道具や食品をたっぷりと収納できてキッチンがすっきりと片付きます。
常温保存の缶詰や乾物、調味料、お米などは収納場所に困りがち。週末に買いだめした大量の食材や、災害用に備蓄している非常食やペットボトル飲料なども、パントリーがあれば収納場所に困りません。
パントリーなら床下収納よりも出し入れがしやすく、一ヶ所にまとめて収納することで賞味期限や在庫の管理がしやすいのもメリットです。ホットプレートやカセットコンロ、重箱のようなたまにしか使わない調理器具も、必要なときだけパントリーから取り出すとキッチンが散らかりにくいでしょう。
便利なパントリーですが、広いスペースが必要になるというデメリットもあります。ウォークインタイプのパントリーで1〜2畳、壁面収納タイプでも0.5〜1畳程度は必要になるでしょう。
敷地面積に余裕がない場合は、無理にパントリーをつくるとリビングやキッチンが狭くなるかもしれません。家族の人数が少なかったり外食が多かったりするご家庭では、本当にパントリーが必要かしっかり検討されることをおすすめします。
パントリーを設置するなら、使いやすい広さや家事動線を考えることが大切です。ここからはプロネットが手がけたパントリーのある建築事例を見ながら、パントリーの配置や収納方法などのポイントについて解説します。
建築事例.1 アーチ型の入り口がかわいいパントリー
こちらは横浜市中区の注文住宅の事例。ご自宅で料理教室を開かれているので、キッチンは特にこだわっておしゃれかつ機能的につくりました。ミントグリーンやタイルでかわいらしく仕上げたアイランドキッチンに、アーチ型のパントリー入り口は相性抜群です。
キッチンの横にパントリーを設置することで、家事動線はコンパクトに。横に少し移動するだけで、パントリーから物を出し入れできます。
パントリー内の棚は、収納する物に合わせて深すぎない奥行きに設定。奥行きのある棚だと収納量は増えますが、奥にしまった物が見えずに賞味期限切れになるなど管理しにくいので注意が必要です。細かい物はこちらのお家のようにカゴで分類すると、すっきりと見えて出し入れもしやすくなります。
建築事例.2 三角形の敷地を有効活用したパントリー
次にご紹介するのは、三角形の敷地をうまく活かした川崎市高津区の注文住宅です。通常の長方形の敷地とは違って、三角形の敷地は頂点の部分がデッドスペースになりがち。こちらの建築事例では、玄関を頂点として奥のLDKに向かって広がるような間取りにすることで、敷地の形を活かしながら広いLDKを叶えました。
キッチンの背面にデッドスペースが生まれるため、パントリーとして活用。キッチンからは短い距離で移動でき、なおかつリビングから棚が見えない配置をご提案しました。
パントリーがあることで、白とグレーを基調にしたモダンなインテリアを邪魔しない、すっきりとしたキッチンが実現しています。憧れのオープンキッチンは吊り戸棚がないので収納力が不安という方は、このようにパントリーをうまく活用してみてはいかがでしょうか。
建築事例.3 家事効率を高める多機能大型パントリー
次にご紹介するのは、ブラックチェリーのフローリングが映えるナチュラルモダンな東京都世田谷区のお住まいです。
広々としたリビングを中心に、家事や育児がしやすい動線計画と、シューズインクローゼットやパントリーといった大容量の収納スペースをバランスよく取り入れ、暮らしやすさを追求しました。
キッチンに隣接した大型パントリーは、食料品や調理家電はもちろん、日用品のストックや取扱説明書などの書類まで、幅広いアイテムをすっきり収納できる多機能スペース。
お掃除ロボットの基地としても活用されており、生活感を抑えつつ、スマートな家事動線を実現しています。
扉のないオープン仕様に加え、動線に沿った使いやすい配置で、調理中でもサッと手が届くのも魅力。
忙しい家事や育児の合間でもスムーズに出し入れでき、日々の負担を軽減します。
ただし中が見えやすいため、ボックスなどで整えるひと工夫が、空間の美しさを保つポイントに。
とはいえ、キッチンから冷蔵庫、パントリーへと自然につながるこの配置は、収納力と使いやすさを兼ね備えた、実用性の高い間取りといえるでしょう。
