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家づくりコラム

Column

2022.07.01

家事動線のよい間取りとは?動線設計や収納のポイント

家事動線のよい間取りとは?動線設計や収納のポイント

洗濯、炊事、掃除など、家事はできるだけ効率よく進めたいもの。家事が楽にできる住まいをつくるには、家事動線をよく考えた間取りにすることが大切です。

まず基本となるのは、無駄な動きをせずに済む、短くてシンプルな家事動線を整えること。家事はマルチタスクに行うことも多いので、家事の中心となるキッチンから、洗面室や浴室、トイレなどへのスムーズな動線を確保しましょう。そうすると料理をしながら洗濯機を回したり浴室やトイレを掃除したり、同時進行がしやすくなります。またキッチンの近くにワークスペースがあると、家事をしながらお子様の宿題を見たり、合間にパソコン作業をしたりするのに便利です。

家事を楽にするためには、収納計画もとても重要です。キッチンは必要な物がすぐ取り出せてしまいやすい収納を確保すると、調理も片付けがスムーズに。背面収納やパントリーなど十分な収納スペースを設けて、シンクやコンロまわりに極力物を出しっぱなしにしないように整えると、掃除も楽になります。

洗濯を効率よく終わらせるには「洗う場所・干す場所・たたむ場所・収納する場所」をなるべく一箇所にまとめるのがポイントです。洗面室からすぐにバルコニーに出られるようにしたり、洗面室の隣にファミリークローゼットをつくったりとさまざまな方法があります。

掃除については、ロボット掃除機におまかせするという家庭も増えています。なるべく間仕切りや段差が少ない間取りにすると、ロボット掃除機で一気に掃除しやすいでしょう。
コード式の掃除機を使う場合は、各部屋にコンセントを設置。コードレスの掃除機を使うなら、収納場所にコンセントがあると充電しながら収納できます。

ここからは、プロネットが施工した家事動線のよい建築事例をご紹介します。間取りや設備、収納方法など、皆さまの家づくりのご参考にしてください。

建築事例.1 扉を閉めてスッキリ隠せるキッチン収納

建築事例.1 扉を閉めてスッキリ隠せるキッチン収納

まずご紹介するのは、東京都品川区の建築事例です。壁に向かって作業をする「壁付けキッチン」を採用。キッチンのすぐ後ろがダイニングテーブルというレイアウトなので、料理の配膳がとてもスムーズです。キッチンで作業スペースが足りないときには、ダイニングテーブルを作業台として使えるメリットもあります。

壁付けキッチンでは収納不足に悩まされることも多いのですが、こちらの事例ではキッチンと反対側の壁に大容量の収納をつくっています。食器や食品などをたっぷり収納できてとても便利です。来客があったときなどは引き戸を閉めて、収納ごとすっきりと隠すことができます。

建築事例.2 キッチンと洗面室が繋がる回遊動線

建築事例.2 キッチンと洗面室が繋がる回遊動線

次にご紹介するのは、横浜市港北区のSE構法の注文住宅です。家事動線のポイントは、行き止まりのない回遊動線。キッチンの奥の引き戸を開けると洗面室・浴室へと続いており、そこから玄関ホールを通ってLDKまで戻ってくることができます。

食事の支度や片付けをしながら、洗濯や風呂掃除などを同時進行するのにとても便利な動線です。入浴中のお子様の様子を確認しやすいので、子育て中の方におもすすめの間取りとなっています。

またこの間取りだと、玄関からリビングを通らずに浴室へ行くこともできます。部活や公園で汚れて帰ってきたお子様はお風呂へ直行できるので、リビングが汚れにくいのもメリットの一つといえるでしょう。