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2022.05.11

ウォークインクローゼットの便利な使い方は?メリット・デメリットも解説

ウォークインクローゼットの便利な使い方は?メリット・デメリットも解説

一戸建ての収納を考えるとき、検討したいのがウォークインクローゼット。通常のクローゼットの奥行は50〜60cm程度ですが、最近は人が中に歩いて入れる広さのあるウォークインクローゼットも人気です。

衣類だけでなくバッグや帽子などたくさんの物がしまえて、収納内で着替えることも可能。大容量で夏物から冬物まで収納できるので、衣替えの手間も省けるかもしれません。また広さによってはスーツケースや季節家電、ゴルフバッグ、スタッドレスタイヤのような大型の物まで収納することもできます。

一方でウォークインクローゼットのデメリットは、通常のクローゼットに比べて広い面積が必要になること。収納内に人が入る通路をつくるので、その分生活スペースが狭くなってしまいます。

ウォークインクローゼットの広さは、2〜4畳くらいが一般的。人が通れるように、通路は60cm程度の幅が必要です。レイアウトは次の4種類に大きく分けられます。

・I型:通路の片側に収納スペース
・II型:真ん中に通路があり、両側に収納スペース
・コの字型:通路の両側+奥に収納スペース
・L字型:通路の片側+奥に収納スペース

収納スペースには、主にハンガーパイプや棚を設置します。アウターやワンピースなどたたみジワをつけたくない服は、ハンガーに吊るして収納。Tシャツや下着などは、たたんで棚や引き出しに入れたほうが、省スペースでたっぷり収納できます。スーツケースのような大きい物を置きたい場合は、ウォークインクローゼット内に余白をつくりましょう。

ここからは、プロネットが手がけたウォークインクローゼットの建築実例をご紹介します。

建築事例.1 寝室のシンプルなウォークインクローゼット

建築事例.1 寝室のシンプルなウォークインクローゼット

東京都大田区の住宅密集地に建てられた注文住宅。寝室にコの字型のウォークインクローゼットを設置しました。サイドにはハンガーパイプを設置して、スーツやコートなどをかけてしまえるように。下部には市販の衣装ケースを並べて、空間を無駄なく使用しています。

市販の衣装ケースは1つずつ購入できるので、収納したい物に合わせて増やしたり減らしたりできるのがメリットです。低い位置によく使う物を収納して、高い位置にオフシーズンの物を収納。衣替えは引き出しを入れ替えるだけで完了します。

衣装ケースは無印良品やニトリ、ホームセンターなどで手軽に購入できます。いま持っている衣装ケースがあれば、そのサイズに合わせて棚の幅をつくるとスペースを効率よく使えます。

こちらのウォークインクローゼットの扉は、ポピュラーな折れ戸タイプ。扉が全開にできるので、収納内を一目で見渡せます。また扉が折り畳まれる分、開き戸に比べて開閉スペースがコンパクトなのもメリットです。ただし他の扉に比べると開閉の動作が複雑になるため、小さなお子様は使いにくく感じるかもしれません。

建築事例.2 オープンなウォークインクローゼット

建築事例.2 オープンなウォークインクローゼット

次にご紹介するのは、港北区の建築事例です。2階の主寝室にウォークインクローゼットを設置しました。ハンガーパイプにコートなどを吊るし、上部に季節物など収納できる棚を取り付けました。

こちらのウォークインクローゼットの特徴は、扉をつけないオープンタイプを採用したこと。扉をつけない分、コストを安く抑えることができます。また通気性がよくなり、湿気や臭いがこもりにくいのもメリットです。

使用頻度が高いウォークインクローゼットは扉なしにすると、開閉の手間が省けて便利。つい扉を開けっ放しにしてしまうという方にもおすすめです。中身が見えてしまうのが気になる場合は、ロールスクリーンやカーテンなどで隠すこともできます。