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家づくりコラム

Column

2022.03.01

SE構法で開放感のあるLDKを実現

SE構法で開放感のあるLDKを実現

SE構法は、優れた耐震性能と自由度の高い空間設計を実現できることが特徴です。注文住宅で家を建てる時に、特におしゃれな空間を実現したいお客様からご要望を頂くことが多く、これまでプロネットでもSE構法で建築設計を行わせて頂きました。

SE構法は、強度が高く品質の安定した構造用集成材を利用した木造ラーメン構法のことで、大空間・大開口を実現することが可能です。今まで値段の高い鉄骨造でしか実現できなかった広々した空間を、コストの安い木造住宅でも実現できることが特徴です。

SE構法が生まれたきっかけは阪神淡路大震災です。「大地震でも絶対に壊れない木造住宅を日本中に広めたい」という理念で「SE構法」は開発され、優れた耐震性能は、その後に発生した中越地震、東日本大震災、熊本地震など、SE構法で建てられた戸建て住宅は1棟も壊れなかったという実績があります。ちなみに、SE構法のSEはSafety Engineeringの略で、工学的にも安全なという意味が込められています。

ビルやマンションなどの鉄骨や鉄筋コンクリートの建造物では常識的に行われている「構造計算」を、木造の戸建住宅でも行うこともSE構法の特徴です。数値に裏付けられた構造計算を行うことで、最近注目を浴びている耐震等級も最高等級を取得することも可能です。

優れた耐震性を確保するために必要な柱や壁が従来の木造住宅より少なくすむため、空間を広く使うことができるので、間取り・プランの自由度も格段に高まります。例えば30畳を超えるような大きなLDKや、2階まで吹き抜ける天井の高いリビングのような空間も安全に設計することができます。狭小地では窓を大きく設置することができるので、採光の面でもSE構法は強みを発揮します。

構造上動かすことのできない壁も最小限で済むため、将来ご家族が増えたり、ご両親とお住まいになられたりなど、リフォームが必要な際でも比較的自由に壁を動かすことができるため、長期的な視点で家づくりを考えたプランも実現することができます。

建築事例.1 SE構法で実現した大空間

建築事例.1 SE構法で実現した大空間

存在感のある梁がおしゃれな港北区に建築した注文住宅です。SE構法を採用した設計でのびやかに広がるリビングの吹き抜けが開放的で心地よく、家族が集まる空間を明るく演出してくれます。優れた耐震性能を誇るSE構法を採用したことで、耐震等級3を取得するほど安全な家になりました。

キッチンは対面タイプのカウンターキッチンを採用し、ダイニングもリビングも見渡せるため、小さなお子様の様子を見ることができます。お料理中も会話も弾みご家族のコミュニケショーションの場としてもLDKを活躍します。

洗面・バスルームの水回りも1階にあり、玄関ホールからもキッチンの奥からも繋がっているLDKを中心とした回遊性の高い動線設計となっています。キッチンからバスルームにそのまま入れるので、入浴中のお子様も見守ることができる安心設計になっています。

建築事例.2 狭小住宅でもSE構法で採光を工夫

建築事例.2 狭小住宅でもSE構法で採光を工夫

30坪未満の狭小地に実現した世田谷区の注文住宅。両隣を一戸建て住宅に囲まれるため、自然光の確保が課題でした。明るさを確保するためにSE 構法を採用。大判サッシや間仕切りのない開放的な2階リビングを実現しました。1階から3階に続く階段は鉄骨スケルトン階段とすることで、階段スペースからダイニングとキッチンに自然光を採り入れました。鉄骨スケルトン階段のおしゃれさと明るさに包まれたダイニングが家の印象をぐっと高めています。

リビングにあるワークスペースはキッチンからの視線を遮り集中して作業ができる場所としてリモートワークにも最適。「余計なモノを置かない、出さない。」ことをモットーに実現した1階廊下を有効に活用した壁面収納内には電源コンセントも配置し、コードレス掃除機の充電もできる便利なアイデアも。狭さを感じさせないゆとりある空間にご満足いただきました。