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家づくりコラム

Column

2026.05.23

「ただいま」からすぐに綺麗に。玄関手洗いのメリットと事例を紹介

「ただいま」からすぐに綺麗に。玄関手洗いのメリットと事例を紹介

コロナ禍以降、住まいに求められる条件は大きく変わりました。テレワークの普及や換気への意識の高まりなど、さまざまな変化がありましたが、中でも特に大きかったのが衛生意識の変化です。「家の中に汚れを持ち込みたくない」という思いから、玄関に「ただいま手洗い」を設ける住まいが急増。いまや新築住宅の間取りではすっかり定番の選択肢になりつつあります。

従来、洗面台は浴室の隣の洗面脱衣室に設置するのが一般的でした。しかし帰宅後に手を洗うには、廊下を通り、電気をつけ、ドアノブを触ってようやく洗面室にたどり着く。この動線の間に、外から持ち込んだ汚れが家中のあちこちに付着してしまいます。玄関に手洗い場があれば、電気のスイッチやドアノブに触れる前に手を洗えるため、ウイルスや汚れを生活スペースに持ち込まずに済みます。

また、小さなお子様がいるご家庭では「ただいまの後はすぐ手洗い」という習慣が自然に身につきやすく、両親の声かけの負担が減るのもうれしいポイント。ペットと暮らしている場合も、お散歩後の足をサッと洗えるスペースとして活躍します。

そして玄関の「ただいま手洗い」は、来客時にも重宝します。洗面脱衣室には洗濯物などお客様に見せたくないものが置いてあることも多いはず。玄関に手洗い場があれば洗面脱衣室へお客様を通さずに済み、急な来客で慌てて片付けをする必要もありません。

さらに、朝の身支度ラッシュの悩みも解消できます。家族が多いと「誰かがシャワーを使っていると洗面室に入りづらい」という問題が起きがちですが、脱衣室と洗面を分けておけば、それぞれのタイミングで身支度を進められます。

ここでポイントになるのが「メイン洗面を玄関に出す(独立洗面)」か「メインとは別にサブ洗面をつくる(セカンド洗面)」か、という選択です。

・独立洗面: 脱衣室から洗面を切り離すことで、誰かが入浴中でも気兼ねなく歯磨きや洗顔ができる形。洗面の数は増えないため、他のスペースを削ることなく実現できます。

・セカンド洗面: 2ヶ所に水回りをつくることで、同時に2人が身支度を進められ、バタバタする朝にゆとりが生まれます。洗面の数が増えるため、一定のスペースが必要です。

ご家族構成や生活スタイルに合わせて、適切な形を選ぶことが大切です。実際の住まいではどのように取り入れられているのか、プロネットの建築事例から2つご紹介します。

建築事例.1 玄関で手を綺麗にしてから、2階リビングへ

建築事例.1 玄関で手を綺麗にしてから、2階リビングへ

小学生のお子様がいるご家族のお住まい。狭小地の3階建住宅で、2階に家族が集まるリビングを配置しました。

まだ小さいお子様に目が届くように、洗面脱衣室・バスルームを2階のキッチンの後ろに配置。それとは別に、1階の玄関ホール正面に2つ目の洗面台を設けています。この「ただいま手洗い」のおかげで、帰宅後に手を清潔にした状態で、家族が待つ2階リビングへ向かうことができます。

玄関手洗いは手を洗うことに特化させ、鏡も置かず、収納も足元のみにしてスッキリとした印象に。2階にある高機能なシステム洗面台とは趣向を変え、シンプルでおしゃれな洗面ボウルを採用しています。掃除もしやすいため、来客用に常に綺麗に保ちやすいのもポイントです。

建築事例.2 小さいからこそこだわりやすいセカンド洗面

建築事例.2 小さいからこそこだわりやすいセカンド洗面

アール(曲線)開口を随所に取り入れ、キッチンや壁をパステルカラーで彩った、海外テイストのデザインが素敵なお住まい。

洗面脱衣室にあるメインの洗面台とは別に、玄関に小さな手洗い場を設けました。 細かなタイルが印象的なカウンターに、おしゃれな食器のような丸い洗面ボウル、アンティーク風の蛇口をセレクト。まるでおしゃれなカフェにあるような手洗い場に仕上がっています。

玄関手洗いは、玄関ドアを開けてすぐ目に入る場所だからこそ、お家の第一印象にも影響します。メインで使うには小さくても、手を洗うことに特化したセカンド洗面なら、インテリアを選ぶように、こだわったデザインも可能に。玄関にスペースを取りにくい場合でも、こうしたミニサイズなら無理なく設置できます。